●リトミックで育つ力(2)【長崎市 リトミック教室】
リトミック研究センター長崎第一支局 子どものためのリトミック・ピアノ教室竹内です。
いつもご訪問ありがとうございます。
先日の年少クラスさんでのレッスンの出来事です。
鳥の絵カードでのレッスンでの一コマです。
「鳥のカードを出してね~」と伝えると、
みんなが一斉に自分のバッグの教材の中から、カードを取りにいきます。
すぐに見つかるお友達、なかなか見つからないお友達、様々です。
子供たちの自立心を育みたいので私も、すぐにお手伝いはしません。
「見つからなかったら、お手伝いするから教えてね」といつも声をかけながら、待っています。
すぐに見つかったお友達は、カードをもって私の周りに集まってきています。。
はやくカードが見つかったお友達は、まだ探せないお友達をみんなで待つということも、自然とできます。
「せんせい、な~い。おてつだいしてくださ~い」と、かわいい声で伝えてくれたりもします。
そんな中、なかなか見つからずに、バッグの中を一生懸命さがしているお友達を待っていたaちゃんが、さっと立ち上がって
「私がお手伝いする!」と一緒になってバッグのなかのカードを探してくれました。
探してもらったお友達も笑顔に。
お友達を思いやる優しい気持ちが育ってくれていること、うれしくみていました。
優しさ・思いやりの気持ちは、循環します。
ママから離れてレッスンをするようになった時、レッスンバックの中の沢山の教材を自分で管理しないといけません。
各学年いろいろな場面でこのようなお友達を思いやるやり取りがみれるのも、みんなと同じ自分の教材があるからこそ。
教室の生徒さん、そしてお母様方みんなが、優しい気持ちで接してくださっているからこそです。
リトミックのレッスンは、音楽的要素だけでなく、子供たちの心が育つやり取りがたくさん含まれています。
このレッスンバッグから教材を出す、かたずけるというレッスン中での場面では、他にも社会性を育むために欠かせない子供たちのやり取りもあります。
年長さんになってからとても大切なこともあり、意図的にしっかり注意しながら観察していることもあります。
このことは長くなるのでなるので、またの機会に。
みんなが大事にしてくれているレッスンバッグには、教材と一緒にお友達を思いやる気持ちもたくさん入っています♪